取り組み
主な栽培事業ダイオウ
ダイオウ(北海道)
地下部の根茎及び根が使用され、瀉下成分であるセンノシドが含まれており、多くの漢方処方に使用されています。
中国の標高2,000~4,000mの高地に自生し、野生種と栽培種が流通しており野生種は枯渇が危惧されています。国内消費の大半が中国からの輸入品です。高含量のダイオウは野生種に多く、近年それらの調達が困難になってきていました。そこで、2012年より高含量ダイオウの安定調達を目的に、自生地の気候に近い北海道で現地企業と協同で栽培を開始しました。
現地では、土壌の性質により、もともと生産できる農作物が限られていましたが、ダイオウはそういった環境に見事にマッチングし良好に生育することがわかりました。結果的に、現地にとっては休耕地の活用と生産品目の拡充に繋がりました。過疎化が進む北海道の地方において、ダイオウの栽培事業が更に拡大し、地方創生にも貢献したいと考えています。